4年に1度のスポーツの祭典「アジア競技大会」が32年ぶりに日本で開催されます。その開催に合わせて開催地名古屋では様々なスポーツに関するイベントやお祭りが催されています。今回はそんな盛り上がりを見せ始めている競技の中から”BMX”についてご紹介!!
BMXとは?

BMXとは、Bicycle Motocross(バイシクルモトクロス)の略で、専用の自転車を使用した競技で、速さを競う「レース」と技を競う「フリースタイル」があります。
1970年代のアメリカで子供たちの遊び(自転車を使用したモトクロスの真似)から広まった競技とされていて、2008年の北京オリンピックから正式に種目として採用され知名度を上げていきました。
速さを競う”レース”
レースでは、400mほどのコースを最大8人の選手が走り順位を争います。コースは様々な形状やジャンプ台などがあり、15mを超えるジャンプ台もあるなど、見どころの多いレースが繰り広げられます。自転車を使用した競技の中でも小さな子供からでも始められる競技で競技人口も増えています。

技を競う”フリースタイル”
フリースタイルでは、BMX(専用の自転車)に乗り、ジャンプや空中での技を披露しその難易度や独創性から制限時間内での獲得ポイントを競う種目で、様々な構造物(縁石や手すり、階段など)を利用した技を決める「ストリート」やスケートパークという専用の施設で行われるセクションでの技を決める「パーク」という種類の種目があります。
”BMX”車体について
BMXとはその競技だけでなく使用される自転車そのものを指す場合の名称でもあります。構造が単純で頑丈なのが特徴。国際自転車競技連盟での規定で20ホイールと定められていて、同じく自転車競技「トライアルバイク」でも20ホイールが規定とされていますがBMXとは別物だということです。
また、フレーム、タイヤ、ハンドルなどといった基本的な構造のほかのパーツで競技に関係のない装備はされていないのも特徴で、通常の移動手段としての働きはできません。サドルも腰掛けるためについているよりは、安定性や技の補助などに使用される目的がほとんど。
一方で、BMXの持つおしゃれさや機能性から移動手段の自転車としても人気な車種でもありますが、競技用とは違った作りとなっています。
パリオリンピックでの成績
オリンピックでのフリースタイル競技ルールは、60秒間の制限時間内に可能な限り多くの技を繰り出し、難易度やジャンプの高さ独創性などを採点。
フリースタイル(パーク)にて日本代表・中村輪夢(なかむら りむ)さんが、これまで誰もやったことのない新技・バックフリップテールウィップキャッチテールウィップを成功させ、5位となりました。唯一の日本代表選手として出場した中村さんは世界レベルの戦いの中で夢を与える演技を披露してくれたのです。
レーシングでは、畠山紗英さんが日本代表選手として出場。最終順位16位という好成績を残しました。代表選手は女子のみでの出場で、世界的にも英国圏の選手が多い中、健闘を見せてくれた畠山選手。女子選手の健闘にこれからの競技の盛り上がりが期待されます。
名古屋で開催されるイベント
アジア競技大会を機に開催地愛知県では、関連したイベントや、お祭りなどで地域を盛り上げようと催しが多く企画されています。その中でも11月に開催されるBMXのイベントに注目!!
アーバンスポーツエキシビジョン
11月4日(月・祝)午前10時〜午後5時ごろ
オアシス21 ・Hisaya-oodori Park メディアヒロバ
実際にBMXの演技を見たことがない人にも楽しめるような体験イベントやプロのパフォーマンスが見られるチャンス!!BMXの他にもスケートボードやブレイキンなども予定されている注目のイベントです。申し込みなどは不要で誰でも無料で参加できるイベントです。
CHIMERA(キメラ) A-SIDE(サイド) BMX FLATLAND(フラットランド) BATTLE(バトル) 名古屋城編

11月9日(土)・10日(日)午前10時〜午後4時
名古屋城二之丸広場(名古屋城観覧料が必要です)イベント観覧は無料!!
FLATLAND(フラットランド) というのは、フリースタイルの一種で、その名の通りフラット=平面 な場所で技を披露する競技で、ダンスのように技を繋げ披露していくスタイルは圧巻です。
フラットランドバトルとして、今回名古屋城を舞台に出場者たちの熱いバトルが目の前で繰り広げられるのが見られるチャンスです。トップライダーたちの最高峰の大会に期待が寄せられます!!
CHIMERA(キメラ) A-SIDE(サイド) BMX FLATLAND(フラットランド) BATTLE(バトル) 名古屋城編
まとめ
アジア競技大会を機に開催地・愛知県では関連したスポーツイベントやお祭りが多数催されています。今回は競技種目にも含まれるBMXに関連したイベントも紹介。BMXはBicycle Motocross(バイシクルモトクロス)の略で、専用の自転車を使用したフリースタイル演技とレーシング競技が種目として採用されていて、パリオリンピックではフリースタイルで5位、レーシングでは16位の好成績を残しました。
自転車競技の中でも子供から始められる入り口としても人気のある競技。これからの競技人口増加も期待されています。イベントでは実際に体験できたりプロのライダーのパフォーマンスが見られるなどイベントを通して興味を持つ方が増えますます盛り上がりを見せてくれるのではないでしょうか。
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